介護業界に転職される方は、ここ10年ほどで男性の割合がぐんと増えました。
しかしまだまだ転職される割合は女性のほうが多いのが現状です。
子育てがひと段落し、何か仕事をしたいと思った40代50代女性が介護職員を目指されるといった方は多くおられます。
子供も高校生、大学生、社会人と成長していくにつれて、家にいる時間がどんどん短くなっていきますし、夫は日々会社勤めとあれば、私もまだまだ働けるかしらと思うのは当然です。
また40代50代の方は、自分の親もそこそこの年齢で、中には介護が必要な方もおられると思いますが、自身の親への対応などから介護に興味を持たれる方はとても多いのです。
さてそんな方が介護業界を目指される場合、どのような注意をすれば良いのでしょうか。
無理なく転職することができるよういくつかのポイントをお伝えしたいと思います。
40代50代、自分がどのように働くことができるのか考えてみよう
50代の女性がうまく転職を行うには、自分がどのように働いていくことが良いのかしっかりと決めるべきだと思います。
働き方は多様ですので、朝から夕方までの業務もあれば、夜勤業務もあります。週1回1時間のパート勤務もあれば、正職員として働くこともできます。また地元で働くという事もあれば、電車や車に乗って少し離れたところで働く場合もあるでしょう。
少しでも給料が必要な場合もあるでしょうし、それほど給料にはこだわらないが時間や場所にこだわる場合もあるでしょう。
さまざま自分の条件と言うものもあるかと思いますが、優先順位を付けて考えていきましょう。
まずは時間。自分自身の体の事を考え、無理なく働く事を優先させましょう。同時に給料が必要な場合においても、時間を優先させることが大事だと思います。
週に何回働けるのか、一日にどれくらいの時間働けるのか、ここをまずはっきりとさせましょう。
その時に、自分の体や家族の時間などを犠牲にしないようにしましょう。介護のお仕事はなかなかたいへんなお仕事ですので、まずは無理なく働ける事が何よりも大事です。
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未経験でも介護職に転職したら自分には何ができるのか?
介護のお仕事が初めての場合、自分のできる事と言ってもなかなかピンと浮かんでこないかもしれません。介護業務の経験がないわけですから。
しかし、介護業務の経験がなくても、親の介護をしていたとなると立派な介護経験になります。また介護のお仕事というのは、何もおむつ交換や入浴の介助などの身体的な介護ばかりではありません。
例えばヘルパー(訪問介護)をするような場合は、多くは生活上での支援が多く、具体的に言うと、買い物、掃除、洗濯、調理など、普段みなさんが家事をされている内容がそのまま支援となるわけなのです。
在宅におられる方で、体の不自由な方は当然このような支援も必要になります。その時にみなさんの家事の経験はものすごく役に立つのです。
家事をした事のない人でしたら、当然できませんが、多くの主婦の方は家事の経験を豊富に持っておられることが多いと思います。
また運転経験においても大きな経験となります。例えばディサービスに務める場合においては、運転できる事が雇用条件となっているところが多いからです。大きい車を運転できなくても大丈夫です。最近では軽自動車での送迎も多いです。
介護の資格取得を目指そう
資格がないなら、やはり資格取得を目指された方が良いと思います。
これは、資格取得により介護の知識や技術を得ることができるのはもちろんですが、正しい介護の技術を得ることで、利用される方にけがをさせるようなリスクが少なくなり、また自分自身も腰を痛めるようなリスクが少なくなるからです。
資格については、研修を受講するだけで取得できる「介護職員初任者研修」など基本的なものからで十分だと思います。早いところでは2週間程度で取得できるところもありますので、チャレンジして頂きたいと思います。
またヘルパー(訪問介護)については、この介護職員初任者研修以上の資格が必要となりますので、自分の仕事の幅を広げることができますので、転職するきっかけにいかがでしょうか。
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