介護の転職・再就職をしようと思ったとき、過去に転職を繰り返している場合は不利なのかどうか?
稀に、とても転職回数が多い方がおられます。
長続きしないという理由があるのかもしれませんが、このような転職が多い方でも、不利にならないかということについてお話していきたいと思います。
長く採用担当者をしていると、さまざまな方の履歴書を今まで拝見する機会がありました。中には、採用担当者が「多いな」と思ってしまうほど転職の多い方がおられます。
このような場合に採用担当者が確実に確認するポイントが「転職理由」です。
もちろんこれは個人のプライバシーに踏み込む可能性もありますので、どこまで聞くべきなのかについては、面接などのでも状況にもよるのですが、やむを得ない理由であるのか、そうでないのかというのが大きなポイントになります。
退職理由で多いのが、「人間関係」「採用条件」「業務内容」などですが、その転職が採用担当者にとって、どの部分が気になるかお伝えしていきたいと思います。
人間関係が理由で退職・転職
人間関係が理由での退職、転職することになった方は実際多いと思います。
「あの人が嫌で・・・」「あの上司と合わなくて」というのは良くある話です。どうしてもその人間関係が自分に合わなかったというのは転職理由としてあっていいと思います。
しかし人間関係が理由で転職を繰り返しているとなると、逆にその人の性格を疑ってしまうことにもつながってしまいます。どこの職場に行っても人間関係が合わないとなると、その人のやる気や根気が足りないのかなって思ってしまいます。
病気が理由で退職・転職
病気により転職を余儀なくされたということもあります。これも仕方のない事ですね。
しかし病気による転職が多いとなると、「ここで働くことは大丈夫なの」ってことにどうしてもなります。
主治医からお墨付きをもらっているなど、しっかりとした理由があれば、担当者に伝えるようにしましょう。
業務内容が理由で退職・転職
業務内容が合わなくて退職して転職するということもあります。
例えば施設の介護をしていて夜勤が自分に合わなかったという場合です。これも仕方のないことだと言えるでしょう。
ただ次も夜勤ありの仕事を選択していれば、「なぜ?」ということになります。
夜勤といえどもいろいろなパターンがあります。夜間16時間程度の勤務のところもあれば、8時間程度の勤務のところもありますので、状況が違います。そのような違いがあれば、必ず担当者に伝えるようにしましょう。
多少不利だと思える転職を繰り返している場合
上記に挙げたような理由による退職・転職が続いているは、多少転職が不利になるかと思います。では絶対転職が不可能かというとそんなことはありません。大事にすべき点は・・・
次こそは頑張るという決意を持っている
転職の決意を自分なりにしている人は、採用担当者も「大丈夫だろう」って思ってしまいます。
例えば・・・
「人間関係による転職が続いたけれども、その経験が自分の甘さにも気付けたので、この転職ではそんな経験を踏まえて頑張っていきたい」
こんな内容をしっかりと言われれば、採用に持っていけるのではないかと思います。
絶対に人のせいにしない
私たちって何かあると人のせいにしがちです。でも様々なことがあると言えども自分自身で受け止められる器量が必要だと思います。
「あの人のせいであの職場に居れなくなった」「あの上司に嫌われたから職場をさることになった」
確かにそんな理由はあったのかもしれません。でももう良いじゃないですか、それは。
そんなことを採用面接でおっしゃる方がおられますが、そんなことを採用担当者が聞いても不愉快なだけなんです。転職する理由にはまったくならないし、いい印象もまったくないということです。
「転職を繰り返していると採用に不利?」まとめ
複数の職場で働いていること自体は問題ありません。採用担当者が納得する退職理由と、これからのやる気をアピールして採用を勝ち取りましょう!
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